休憩室
2026年08月06日

ユニバーサルデザインとは?意味・7原則・具体例からオフィスでの実践までわかりやすく解説

オフィスのユニバーサルデザイン

ユニバーサルデザインは、年齢や性別、国籍、障害の有無などにかかわらず、できるだけ多くの人が「わかりやすく・使いやすい」と感じられるように、最初から設計する考え方です。 本記事では、ユニバーサルデザインの定義とバリアフリーとの違いを整理したうえで、7つの原則と身近な具体例を紹介します。さらに、オフィス空間・休憩スペースでの実践ポイントと、企業が取り組むメリットまでを一気通貫で解説します。

目次

ユニバーサルデザインの定義

ユニバーサルデザインは「特定の人のための特別対応」ではなく、最初から多様な利用者を想定して、誰にとっても利用しやすい状態を目指す設計思想です。
ユニバーサルデザインは、利用者の違いを「例外」ではなく「前提」として扱います。人は年齢を重ねるだけでも視力・聴力・筋力が変わり、状況によっては荷物で両手がふさがったり、騒音で音が聞こえにくくなったりします。ユニバーサルデザインは、そうした変化や状況の幅を見越して、最初から迷いにくく安全で、使う負担が小さい形に整える考え方です。
ユニバーサルデザインのポイントは、単に段差をなくすといった物理面だけではありません。情報の出し方、操作の分かりやすさ、ミスをしても戻れる仕組みなど、体験全体を設計対象にします。結果として、特定の誰かのための設備が増えるのではなく、標準の設計品質が上がり、より多くの人にとって自然に使える状態になります。
また、ユニバーサルデザインは一度作って終わりではなく、利用者や働き方、技術の変化に合わせて更新していく考え方とも相性が良いです。現場の声から小さな不便を拾い、7原則の観点で改善に落とすと、感覚的な「使いにくい」を再現性のある改善プロセスに変えられます。

バリアフリーとの違い

バリアフリーは、すでにある環境の中に存在する段差や障壁(バリア)を、後から取り除く発想が中心です。困りごとが起きている場所に対して、手すりを付ける、スロープを追加するなどの対処を行い、利用しづらさを減らします。
一方でユニバーサルデザインは、計画段階から多様な利用者を想定し、後付けの特別対応がなくても使いやすい仕様を目指します。たとえば、後からスロープを設置することがバリアフリーで、最初から段差のない動線を設計しておくことがユニバーサルデザインです。
違いは「どちらが正しいか」ではなく、設計のタイミングと視点です。既存施設ではバリアフリーが現実的な選択肢となる場面も多く、新設や改修のタイミングではユニバーサルデザインで標準仕様として組み込むと、運用負荷や追加コストを抑えつつ、利用者の幅を広げやすくなります。

ユニバーサルデザインの7つの原則

ユニバーサルデザインの代表的な判断軸として、設計・改善時に役立つ「7原則」があります。各原則を知ると、身の回りの“使いやすさ”を構造的に説明でき、オフィス改善にも転用しやすくなります。
7原則は、デザインを評価するときの共通言語として機能します。「なんとなく使いにくい」「配慮が足りない気がする」といった曖昧な感想を、どの観点が不足しているかに分解できるため、改善の優先順位を付けやすくなります。
重要なことは、7原則をチェックリストとして機械的に当てはめるのではなく、利用シーンを想像して矛盾を見つけることです。たとえば「情報は見やすいが操作が複雑」「安全だが力が必要」など、原則同士がトレードオフになる場合があります。そのときは、利用頻度が高い人・困りやすい人の影響が大きい箇所から、段階的に最適化します。
また、ユニバーサルデザインは一部の設備だけを整えても効果が出にくい点が特徴です。入口は段差がないのに、案内が分かりにくくて迷う、操作は簡単でもエラー時の復帰が難しい、といった途切れが起きます。7原則は、体験の流れ全体を通して弱点を見つけるための枠組みとして活用すると効果的です。

原則1:公平に利用できる

公平に利用できるとは、利用者の属性や能力差にかかわらず、同等の体験として使える状態を目指すことです。特定の人だけ別ルートに回す設計は、使えるとしても心理的な負担や手間が増え、利用の機会を減らす原因になります。
設計では「同じ入口から入れるか」「同じ情報にアクセスできるか」「同じ手順で完了できるか」を確認します。必要な配慮がある場合でも、特別扱いに見えにくい形で自然に組み込むと、利用者全体の満足度が上がります。
公平性は、設備だけでなく運用にも表れます。たとえば、問い合わせ手段が電話のみだと、聴覚に課題がある人は不利になります。チャットやフォームなど複数の手段を用意することも、同等に利用できる状態づくりです。

原則2:使う上で自由度が高い

使う上で自由度が高いとは、利き手、身長、姿勢、理解のスピードなどが違っても、使う人それぞれに合う方法を選べることです。正解が一つしかない設計は、合わない人が出た瞬間に「使えない」へ転びやすくなります。
具体的には、複数の操作方法を用意する、設定で調整できる、代替手段を提供するといった考え方です。オフィスなら、座って作業する人・立って作業する人の両方に合う高さの選択肢を作るなどが当てはまります。
自由度は、結果的に混雑の緩和にもつながります。利用者が同じ場所・同じ操作に集中しないため、待ちや詰まりが減り、ストレスが下がります。

原則3:使い方が簡単でわかる

使い方が簡単でわかるとは、初めてでも直感的に理解でき、学習コストが低い設計です。人は忙しいときほど説明を読まずに操作し、迷いが増えるほどミスも増えます。
ポイントは、手順を減らすこと、次に何をすれば良いかが明確であること、操作に対して期待通りの反応が返ることです。たとえばボタンの名称と動作が一致している、押したら完了がすぐ分かるなど、フィードバックが明確だと迷いにくくなります。
「簡単さ」は、説明を増やすこととは違います。注意書きが増えるほど読む負担が増え、結局見落とされます。迷いが発生しない配置や言葉選びを優先し、それでも必要な補足だけを短く添えることが効果的です。

原則4:必要な情報が理解できる

必要な情報が理解できるとは、視覚・聴覚・言語などに差があっても、情報を受け取れるようにすることです。人は状況でも情報の受け取りやすさが変わり、暗い場所、騒がしい場所、急いでいる場面では誰でも見落としや聞き漏らしが起きます。
そのため、文字だけ、音だけに頼らず、図、色、ピクトグラム、触覚、振動など複数の手がかりで伝える設計が有効です。加えて、文字サイズ、コントラスト、表記の平易さ、多言語併記などを整えると、理解のばらつきを減らせます。
情報設計のコツは「重要度の階層化」です。最も重要な情報は短く目立つ形で、次に必要な情報は補足として配置します。全部を同じ強さで並べると、結局どれも伝わらなくなります。

原則5:ミスや危険につながりにくい

ミスや危険につながりにくいとは、うっかりや誤解が起きても重大な事故や損失になりにくい設計です。注意喚起だけで防ぐのではなく、仕組みで事故を起こしにくくする発想が中心になります。
たとえば、危険な操作を物理的にできないようにする、確認が必要な場面は確認を挟む、誤操作してもすぐ元に戻せるようにする、といった設計が当てはまります。デジタルなら「元に戻す」、オフィス環境なら「ぶつかりやすい角を減らす」「つまずきやすい段差をなくす」などが典型例です。
安全性は、利用頻度が高い場所ほど価値が大きくなります。小さな事故やヒヤリハットの総量を減らすことが、結果的にコスト削減や生産性向上に直結します。

原則6:少ない力で楽に使える

少ない力で楽に使えるとは、握力や持久力に差があっても負担が小さいことです。力の必要量は、疲労だけでなく「使うこと自体を避ける」理由にもなります。
設計では、押す・引く・持つといった動作を軽くする形状、摩擦を減らす素材、自動化、姿勢負担の軽減を検討します。たとえば大きなスイッチは指先の力が弱くても操作しやすく、センサー式は手がふさがっている状況でも助けになります。
少ない力で使える設計は、利用者の裾野を広げるだけでなく、日々の小さな疲労を減らし、集中力や快適性の維持にも効果があります。

原則7:アクセスしやすいスペースと大きさを確保する

アクセスしやすいスペースと大きさを確保するとは、近づく・通る・回転する・手を伸ばすなどの動作が無理なくできる寸法と空間を用意することです。車いすやベビーカー、荷物、介助者同伴など、幅広い状態を想定します。
寸法の不足は、使いにくさが目に見える形で現れます。すれ違えない通路は渋滞を生み、旋回できない場所は遠回りを強いることになり、結果として危険な動きやストレスが増えます。
設計では「人がどこで止まり、どこで向きを変え、どこで操作するか」を動線で確認することが重要です。通路幅だけでなく、待機スペースや操作スペースまで含めて確保すると、日常のトラブルが減ります。

身近なユニバーサルデザインの具体例

ユニバーサルデザインは公共空間だけでなく、日常的に触れる製品やデジタル体験にも広く浸透しています。例を分類して見ると、7原則との対応関係が理解しやすくなります。
ユニバーサルデザインは「すごい発明」というより、気づきにくい小さな工夫として積み重なっています。だからこそ、具体例を見ていくと、ユニバーサルデザインが現実の課題をどう解いているかが理解しやすくなります。
ポイントは、誰かのための工夫が、結果として多くの人の便利になることです。たとえば触覚の識別は視覚障害のある人のためだけでなく、目を閉じている場面や暗い場所でも役立ちます。ユニバーサルデザインはこうした「利用状況の揺らぎ」に強い設計を目指します。
また、例を7原則に当てはめて考えると、自分の職場やサービスに転用しやすくなります。どの原則が効いているのかを言語化できると、改善の再現性が上がります。

街中・公共施設・交通機関

街中では、音響式信号機、点字ブロック、幅の広い改札、ノンステップバス、多目的トイレ、ピクトグラム中心の案内表示などが代表例です。これらは「情報が理解できる(原則4)」「ミスや危険につながりにくい(原則5)」「スペースを確保する(原則7)」に直結します。
交通機関のユニバーサルデザインは、単に乗り降りを楽にするだけでなく、混雑時の安全にも寄与します。段差が少ない、通路が広い、案内が分かりやすいといった要素は、誰にとっても移動のストレスを減らし、事故の起点を減らします。
公共サインにピクトグラムを多用することもユニバーサルデザインの典型です。文字が読みにくい状況や言語の壁があっても理解しやすく、迷いが減るほど人の流れが整い、結果として場所全体の運用効率も上がります。

プロダクト・日用品・パッケージ

日用品では、シャンプーとリンスを触って区別できる突起、押しやすい大型スイッチ、握りやすいペットボトル形状、点字や触覚マーク付き飲料缶、利き手を選ばない文房具などが挙げられます。特に「少ない力で楽に使える(原則6)」や「ミスや危険につながりにくい(原則5)」を体感しやすい領域です。
パッケージの工夫は、購入時よりも使用時に価値が出ます。毎日使うものほど、開けにくさや持ちにくさは小さなストレスとして積み上がるため、改善の投資対効果が高くなります。
また、触覚や形状で区別できる工夫は、視覚に課題がある人だけでなく、入浴中や暗い場所など誰にでも起こる状況で役立ちます。ユニバーサルデザインの効果が「特定の属性」ではなく「多くの状況」に広がる典型例です。

Webサイト・デジタル

デジタルでは、文字サイズ変更、十分なコントラスト、キーボード操作対応、音声読み上げへの配慮、分かりやすいナビゲーション、エラー時の復帰しやすさなどが代表例です。「使い方が簡単でわかる(原則3)」と「必要な情報が理解できる(原則4)」が中心になります。
Webのユニバーサルデザインは、障害の有無だけでなく、通信環境、利用端末、集中力の状態などの差にも対応します。情報を詰め込みすぎない、見出しで要点が追える、エラー原因が分かる、といった基本が整うほど、離脱や問い合わせが減りやすくなります。
特に重要なことが、入力ミスが起きても戻れる設計です。エラーを赤字で示すだけでなく、どこを直せば良いか、どう直すかまで示すと、利用者の自己解決率が上がり、運用側の負担も減ります。

オフィス空間・休憩スペースにおけるユニバーサルデザイン

オフィスのユニバーサルデザインは、従業員の多様性(身体状況・国籍・認知特性・ライフステージ)に対応しながら、生産性と快適性を両立させる実務テーマです。休憩スペースは特に“使いにくさ”が顕在化しやすく、改善効果も見えやすい領域です。
オフィスのユニバーサルデザインは、福祉的な配慮にとどまらず、日々の業務効率を底上げする土台になります。会議室や執務スペースは「使い方が固定化」しがちですが、休憩スペースは利用者・時間帯・目的が多様で、ボトルネックが出やすい分、改善の成果も出やすい点が特徴です。
実践のコツは、設備を増やす前に利用の流れを観察することです。どこで混むのか、誰が迷うのか、片手がふさがる瞬間はどこか、床や照明の影響はあるかを洗い出し、7原則のどれに関わる問題かを整理します。
また、ユニバーサルデザインは「できる人が合わせる」文化を減らす効果もあります。分かりにくい運用を暗黙知で回すのではなく、迷いにくい標準に整えることで、新入社員や来訪者、短期滞在者にとっても使いやすい環境になります。

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誰もが使いやすいカフェコーナー・ドリンクサーバー

オフィスのカフェコーナーやドリンクサーバーは、操作と動線が短時間に集中するため、ユニバーサルデザインの効果が出やすい場所です。高さが合わない、ボタンが分かりにくい、取り出し口が見えにくい、待機列が通路を塞ぐといった小さな問題が、毎日のストレスになります。
改善では、操作部の視認性と意味の分かりやすさを優先します。ボタン表示は大きく、用語は短く、必要ならピクトや多言語表記を併用し、操作後に完了が分かるフィードバックを用意します。これで原則3と原則4が満たしやすくなります。
さらに、誤操作しにくいUIにすると原則5にも効きます。たとえば熱い飲み物の選択は確認を挟む、取り出し口周りにこぼれにくい形状を採るなど、注意喚起より先に仕組みで防ぐ設計が有効です。

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移動しやすく視認性の高いレイアウト・通路幅

通路やレイアウトは、ユニバーサルデザインの基盤です。ボトルネックがあると、車いす利用者だけでなく、荷物を運ぶ人、来客対応をする人、複数人で移動する人の動きも詰まり、事故の起点になります。
改善は、誰がどのルートをどう使うかを動線で設計することから始めます。すれ違いが起きる場所、立ち止まる場所、扉の開閉が重なる場所などを特定し、旋回や待機のスペースまで含めて余白を作ります。これは原則7の核心です。
同時に、照明や床材の切り替え、段差の有無、サインの見え方を整えると、つまずきや迷いを減らせます。原則5(安全)と原則4(情報)を合わせて考えると、単なる広さ確保ではなく、安心して移動できる設計に近づきます。

五感に優しくリフレッシュできる「グリーン(植物)」の配置

植物の配置は、見た目の良さだけでなく、ストレス低減や気分転換を支える環境要素として有効です。視覚的なやすらぎが生まれると、短い休憩でも回復感が得やすくなり、結果として集中の切り替えがスムーズになります。
ユニバーサルデザインの観点では、居場所の選択肢を増やす使い方がポイントです。静かに過ごしたい人、会話しながら休みたい人など、目的に応じたゾーニングを作ることで、原則2(自由度)が高まります。
一方で、香りの強さや花粉、お手入れ時の水濡れ、通路を塞ぐ配置には注意が必要です。快適性を狙って安全性が下がると逆効果なので、視認性と動線を確保し、誰にとっても負担の少ない配置に整えます。

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企業がユニバーサルデザインに取り組むメリット

ユニバーサルデザインは“やさしさ”だけでなく、組織の競争力やリスク低減にもつながる投資です。社内環境(オフィス)と対外的な発信の両面で効果が現れます。
企業にとってのユニバーサルデザインは、従業員の働きやすさと事業の持続性を同時に高める打ち手です。多様な人が同じ環境で成果を出すには、個人の負担に依存しない「使いやすい標準」を整える必要があります。
また、ユニバーサルデザインはリスクマネジメントにも直結します。転倒や誤操作などの事故を減らすだけでなく、案内の分かりにくさによるトラブル、問い合わせ対応の増加、採用候補者の不安といった見えにくい損失も抑えられます。
さらに、取り組みが社内で完結しない点も重要です。オフィス見学、会社案内資料、採用サイトなど、企業の接点はすべて「利用体験」なので、ユニバーサルデザインの水準がそのまま企業姿勢として伝わります。

1. DEI(多様性・公平性・包摂)の推進と企業価値の向上

多様な人が参加しやすい環境づくりは、DEIを理念から実装へ進める具体策です。使いやすさを設計の前提に置く企業は、社内外に対して「公平性を重視する」姿勢を示せます。
ユニバーサルデザインは、特定の属性に対する配慮を超えて、誰もが困りにくい標準を作ります。そのため、一部の人だけが恩恵を受ける施策になりにくく、組織全体の納得感を得やすい点が強みです。
結果として、顧客や取引先、地域社会などのステークホルダーからの信頼が積み上がり、ブランド価値の向上にもつながります。

2. 従業員のエンゲージメント向上と離職率の低下

日々の小さな不便や不安は、蓄積すると働きにくさになります。移動しづらい、休憩しにくい、情報が取りにくいといった問題が減ると、心理的な余裕が生まれ、エンゲージメントが上がりやすくなります。
ユニバーサルデザインは「都度確認しなければ判明しない状態」を減らします。聞けない人が取り残される状況を防ぎ、自己解決できる環境を増やすことで、心理的安全性にも寄与します。
その結果、特定の層だけでなく全体の定着に効きやすく、離職率の低下や採用コストの抑制といった経営課題にもつながります。

3. 採用活動におけるアピール(多様な人材が集まる職場へ)

候補者が職場環境の配慮レベルを重視する中、ユニバーサルデザイン視点のオフィスや情報発信は強い訴求点になります。働きやすさが「制度の説明」だけでなく「体験」として伝わるためです。
採用体験そのものもユニバーサルデザインで磨けます。見学導線が分かりやすい、案内サインが迷いにくい、説明資料が読みやすい、オンライン面接の手順が簡単など、候補者が不安なく選考に臨める設計は母集団の拡大にも寄与します。
特に、情報の分かりやすさと参加のしやすさは、企業文化の透明性として受け取られます。ユニバーサルデザインは採用広報の表現よりも、実態としての信頼を作る土台になります。

【徹底解説】採用ブランディングで企業の未来を創る方法>>

まとめ:ユニバーサルデザインの視点を取り入れた快適なオフィスづくりを

ユニバーサルデザインは7原則を手がかりにすると、感覚的な“使いやすさ”を具体的な改善策へ反映できます。身近な具体例から学びつつ、オフィスの休憩スペースや動線・情報設計にユニバーサルデザインの視点を取り入れ、誰もが快適に働ける環境づくりを進めましょう。
ユニバーサルデザインは、「特別な人のための設備を増やすこと」ではなく、「最初から迷いにくく安全で、負担が小さい標準を作ること」です。バリアフリーとの違いを押さえると、後付け対応に頼りすぎない設計の考え方が見えてきます。
7原則は、改善を進めるための具体的な物差しです。公平性、自由度、分かりやすさ、情報の伝達、安全性、少ない力、スペース確保という観点で見直すと、オフィスの使いにくさを再現性のある改善に変えられます。
まずは休憩スペースや動線など、困りごとが出やすい場所から小さく始めることが効果的です。利用者の声と実際の行動を観察し、7原則に照らして改善を積み重ねることで、誰もが快適に働けるオフィスづくりにつながります。

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